Open_Sailing at Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2010
OPEN SAILING オープン・セイリング
海で生きる-。未来の暮らし方
国際海洋ステーションの開発
人口の過剰増加や気候変動など、いま地球が直面している問題を克服し、魅力的な未来をつくりだすために、多分野の専門家が参加する国際的なプロジェクト「オープン・セイリング」。地球で生き続けるアイデアとして、海に浮かぶ生活・実験空間“国際海洋ステーション”の開発を提案しています。本展示では、食料供給や発電システム、常に安全な場所に移動できるナビゲーションシステムなど、衣食住のライフラインがどのようにつくられているかを紹介します。また、この大規模なプロジェクトに関する技術やアイデアは、すべてインターネット上で公開されており、誰でもプロジェクトに参加できるのもユニークなポイント。より良い未来を実現する方法として、資金を持たない人や小さなアイデアが採用される可能性を示すことで、新しいワークスタイルの提案もしているのです。
●「オープン・セイリング」とは?
「オープン・セイリング」は、海洋問題解決の研究・開発をテーマとする“国際海洋ステーション”開発プロジェクト。すでに、高性能の船舶と潜水艦が完成しており、現在は、そこで生活をしながら海洋研究ができる「小型洋上ラボ」の開発が進められています。
<ステーションの各ユニットのキャプション>
①「変形自在なユニット」(Instinctive Architecture)
生命体のように、天候条件や状況に応じて自らを最適な形状に再構成する建築ユニット。天候が良いときは構造体を広げ、嵐などの危険な状況では自身の構造をコンパクトにたたみます。
②「発電システム(エナジー・アニマル)」(Energy Animal)
風力、太陽光、波などの自然エネルギーを再生する装置。天候により、効率的に取得対象を選定し、確実にエネルギーを供給し続けます。
③「自動ナビゲーションシステム」(Swarm operating system)
カスタマイズ可能なナビゲーション。設定された対象を探索する以外にも、天候や世界情勢などのリアルタイムなデータをもとに、移動エリアの選択をアシストします。
④「海上農園」(Ocean Cookbook)
海の上での充実した食料供給のために、最適な植物の栽培や調理方法など、“非常食”ではなく、海上だからこそ楽しめる“美味しい体験”を研究しています。
●オープンな“R&D(研究・開発)サロン”
「オープン・セイリング」は、様々な専門家とのコラボレーションで進行しています。このプロジェクトで開発された技術やアイデアは、すべてインターネット上で公開されており、より良い研究・開発のための専門的な知識を持つ人は誰でも、世界中から参加することができます。
<各写真キャプション>
①「オープン・セイリングのスタッフ」(Photo image of 2008. up to 40 people are participating)
②「“ゴールデン・ニカ”を受賞」(Photo image of 2009.)
「オープン・セイリング」は、2009年度プリ・アルスエレクトロニカ「ネクスト・アイデアカテゴリー」で“ゴールデン・ニカ(最優秀賞)”を受賞。
③「小型洋上ラボ“リンツ・ヴァージョン”」(Image of 5 people floating lab)
アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ「アーティスト・イン・レジデンス」のプログラムで制作した、5名用フローティング・ラボモデル“リンツ・ヴァージョン”。
④「メキシコ湾原油流出」(Photo of protei (2010) / photo of Mexico oil )
今年4月に起きたメキシコ湾原油流出事故。オープン・セイリングのスタッフは、いま、この問題の解決に取り組んでいます。
⑤「プロテイ(Protei)」
最新のプロジェクト「プロテイ」は、“流出原油回収用無人帆船”。自然の力を利用して航海し、原油を検知すると自動で針路を変え、風下に移動する油をとらえます。また、衝突しても自動的に復元するため、荒れた海での継続作業も可能です。汚染物質に触れることなく除去作業ができる「プロテイ」。あなたもその開発に参加してみませんか。
ウェブサイトURL http://protei.org




